ユニットバス交換方法 6ステップ -工事日数は最短1日で可能-ついてご紹介します。
今回お話するユニットバスとは、マンションや戸建ての一般家庭に入っている浴室です。
ホテルや施設などに入っている3点ユニットバス(浴室 洗面 トイレ)や2点ユニットバス(浴室 洗面)は、今回省かせて頂きます。
ユニットバスからユニットバスへの交換は最短1日で交換が可能です。
昔ながらの業者さんは3日 4日かけて工事をする。と言う方もいらっしゃいます。
もちろんサイズや仕様によっても異なりますので、ユニットバス工事を考えられている方は最後までご覧ください☺
目次
ユニットバスのサイズについて
ユニットバス交換方法 養生編
ユニットバス交換方法 解体編
ユニットバス交換方法 仕込み編
ユニットバス交換方法 組み立て編
ユニットバス交換方法 仕上げ編
ユニットバス交換方法 枠仕舞い編
工事日数の違い
まとめ
ユニットバスのサイズについて
ユニットバスには規格のサイズが存在します。
メーカーによっても様々ですが、基本的なサイズは下記に分かれます。
0.75坪
「1116サイズ」
「1216サイズ」
「1317サイズ」
1坪
「1418サイズ」
「1616サイズ」
「1717サイズ」
「1618サイズ」
1.25坪
「1620サイズ」
1.5坪
「1624サイズ」
全て短辺と長辺の内寸からきています。
例えば1216サイズであれば、
奥行 短辺1200㎜(1m20㎝)
間口 長辺1600㎜(1m60㎝)
になります。
※メーカーによって、5㎝単位で変わることもあります
マンションでよくあるのは、「1116サイズ」「1216サイズ」「1418サイズ」が多いです。
「1616サイズ」「1620サイズ」もまれにありますが、件数は少ないです。
戸建ては「1616サイズ」が多いです。
現場によってサイズアップができる場合もあります。
ユニットバス交換方法 養生編
養生というのは工事をするための工事です。
ユニットバスを交換するとなると、ほこりが飛んだり商品 廃材の搬入搬出が多いです。
その為、床や壁を傷つけないように保護をします。
使うものは様々ですが、マンションであれば共用部分にブルーシート。(エレベーター内はプラベニヤ)
戸建て マンション共に室内はエコフルボードやメガボードなどを使用します。
養生が完了すれば、いよいよ解体工事が始まります!
工事前の浴室も写真撮影をしておきます。
↑よくあるマンションの1216サイズのユニットバスです。
ユニットバス交換方法 解体編
ユニットバスを解体するにあたって、水の断水をしないといけないです。
そのまま解体してしまうと、水浸しになってしまいますよね。笑
何日で施工するかによりますが、大体半日くらいは水がとまります。
この時浴室廻りだけでなく、<洗面化粧台><トイレ><キッチン>と全ての所で水がとまります。
何か使われる場合は、ペットボトルなどに水を溜めておきましょう!
解体作業は浴室扉を外して、天井材 壁 浴槽 床と順番にばらして搬出をしていきます。
搬出すると結構な廃材になります。。。
全て解体してキレイな状態になると・・・
このような状態になります。
築年数が古い物件だと、給水給湯管は鉄管や銅管などで施工されていることが多いです。
ユニットバス交換方法 仕込み編
仕込みというのは、次のお風呂に合うように給水給湯管 排水管 ダクトなどを振り替えたり、新調したりする工事です。
先ほど鉄管や銅管のお話をしましたが、今は樹脂管を使うことが多いです。
鉄や銅は錆びたり劣化すると、ピンホールと言って水漏れを起こすことがあります。
なので今はそれなりに耐久性のある、樹脂管が採用されています。
とはいえ、浴室内全ての給水給湯管を樹脂管にかえれるわけではないです。
全面的にリノベーションする場合であれば、合わせて工事をすることをおすすめします。
赤が給湯管
青が給水管です。
換気扇部分も新しくしていきます。
アルミダクトを新調して、照明や換気扇に差し込む線を伸ばします。
少し余裕目に伸ばしておけば、接続工事で調整できるので楽です!
ユニットバス交換方法 組み立て編
仕込みの工事が終われば、いよいよユニットバスを組み立てていきます。
まずは土台から取り付けていきます。
床を据えて
壁のフレーム 浴槽をのせていきます。
壁を組み立て、目地をはめ込んでいきます。
器具を取り付けます。
給水 給湯管の接続 照明 換気扇などを接続して、取り付けが完了します!
築年数がたってくると、必ずと言っていいほど不陸(こけ)がでてきます。
職人さんにミリ単位で調整していただき、浴槽の組み立てを行っていきます。
ユニットバス交換方法 仕上げ編
仕上げですが、コーキングをうっていきます。
浴槽廻りや天井などにうっていきます。
※メーカーによって、打つ場所が異なります。
そして試運転をすれば浴室内は完成です☺
コーキングが乾くまで約1日かかるので、組上がってからお風呂に入れるまで1日あけて頂く必要があります。
ユニットバス交換方法 枠仕舞い編
浴槽内の工事は完成しましたが、脱衣室側のドア枠を取り付けて全ての工事が完了になります。
浴室ドアを変える際は高さや間口が変わり、壁紙が破れてしまいます。
基本的には樹脂枠かアルミ枠でおさめることが多いです。
↓元々の扉
↓工事後の扉
樹脂枠の場合は壁紙を一緒に貼りかえることをおすすめします。
壁がすいた部分に関しては、ボードやベニヤで補修をしてクロスを貼ります。
アルミ枠であれば少し幅は広いですが、壁紙を張り替えずに施工可能です。サイズが変わる場合は平板でかくしたりもします。
工事日数の違い
先ほどご説明したユニットバス交換工事で早い業者だと1日、長い業者だと4日かかります。
理由は1つの業者さんで工事をするか、複数の業者さんが入るか、です。
1つのグループの業者さんであれば、解体~施工仕上げまですることが可能です。
複数業者だと、<解体 設備><組み立て><電気><仕上げ><枠仕舞>と何業者も入らないといけないです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はユニットバス交換方法についてご説明いたしました!
簡単に復習です。
↓浴室解体前
↓浴室解体後
↓仕込み工事
↓組み立て つなぎ工事
↓枠仕舞工事
このような流れで作業が進んでいきます。
工事される時の参考になれば幸いです☺