書評

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

投稿日:2020年11月11日 更新日:

 

今回は「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」という本をご紹介します。
フィンランドは世界の幸福度ランキング1位の国です。

北欧系の国が多く、以前はデンマーク アイルランド ノルウェー等が上位を独占しておりました。
数年前からフィンランドが1位になり出した、という状態です。

 

2012年から【世界幸福度ランキング】の報告が開始され、6つの項目から評価されています。
①人口あたりのGDP
②社会的支援
③健康寿命
④人生の選択の自由度
⑤社会的寛容さ・気前の良さ
⑥腐敗の認識
詳しい内容はWikiさんを参照してください☺
*参照ページ

ちなみに2020年の日本は62位です。。。
④人生の選択の自由と⑤社会的寛容さの部分で順位を下げてしまっています。

国によって価値観や情勢が違うので、本当に62番目に幸せと感じてる。と言う訳ではないでしょうが、あくまで指標ですね。
人によっては、毎日むちゃくちゃ楽しく 幸せに暮らしている!と言う方ももちろんいらっしゃいますし!

それでは本題を見ていきましょう!




目次

・オススメの人
・すぐに実行できる3つのポイント
・まとめ
・書籍情報
・Amazonの聞く読書

オススメの人

・業務が多忙の方
・余裕を持ちたい方
・フィンランドについて知りたい方

すぐに実行できる3つのポイント

1.最大限の能力を発揮できる環境を作る
2.「良い会議」のための8つのルール
3.プライベートの時間をしっかり確保する

1.最大限の能力を発揮できる環境を作る

どこの会社にいてもそうですが、やはり環境は大事です。
自分が頑張ろうとしていても、周りのやる気がなかったりマイナスワードばりか発する人の元にいては仕事になりません。

もちろん自分自身がこのような状態になっていないか想像してください。

・・・

 

 

会社について「だるいわぁ~」とか「打ち合わせしんどっ」とか発していないですか?
こういう事は周りに連鎖するので、今すぐやめないとダメです!
愚痴っていても何も変わらず、負の連鎖だけが回ります。

とは言え会社自体が何か施策をしないと、環境自体はあまり良くならないですよね。
会社にもよりますが、フィンランドではこのような施策を社内でやっています。

・健康的な朝食を会社が月に一度提供し、それを経営陣のプレゼンを聞きながらみんなで食べる。
・月に一度、マッサージ師が来て1人15分、勤務内にマッサージを受ける事ができる。

 

この施策は手厚いですよね(笑)
健康的な朝食を食べながら、プレゼンを聞けるなんてオシャレすぎです。

これには会社の全面的な協力が必要ですが、個人で出来る事もあります。

私個人は自分の能力を発揮する為に、2つの事を会社でやっています。

 

①30分早く出社する。
これは遅刻防止でもあるのですが、誰もいない時間帯に仕事をするとはかどります。
電話も鳴らない、話かけられる事もない。

また脳がスッキリしている時間帯なので、創造的な仕事の効率は大変良いです。

 

②昼寝をする。
18分間の昼寝は、夜の3時間の睡眠に匹敵すると言われています。

時間は13時~16時までの間にするのが良いです。
それ以降だと夜の睡眠に影響がでるので。

ただ仕事中に寝れない!と言う方もいると思うので、お昼休みにちよこっと寝るくらいで良いです。
目をつむっているだけでも効果はありますよ。

ぴりついた環境も必要ですが、居心地の良い環境が一番大事です。

 

2.「良い会議」のための8つのルール

本書では8つ上げられていますが、その中の1番と5番を深掘りしていきます。
この2つは私もとても意識するようにしています。

 

①会議の前に本当に必要な会議なのか、開催の是非を検討する。
会議 会議!という会社が多いですが、本当にその会議は必要ですか?
決定権者が決めた事をトップダウンで報告すれば良いのに、周りを巻き込んで時間を奪っているケースが結構あります。

会議が始まる前には一度、会議のアジェンダを見て本当にその会議が必要なのか。部署内だけで済む内容なのか、報告だけで済む内容なのかを確認しましょう。

 

⑤会議のはじめに目標を確認。会議が終わった時にどんな結果が生まれるべきか。
こちらは目標設定ですね。

どんな事でもそうですが目標設定が大切です。
これが終わった後にどんな成果が出て、どうなっていたら良いのか。

 

例えば売上会議であれば、どうすれば売上がいくのか その指針を部下に行動させる必要があります。
目標は売上げ達成です。その為に部下を行動させる為にモチベーションを上げる方法が必須です。

このブログでもそうですが、記事を読んだ後に実際に行動してもらわないと意味がないです。
行動させるにはどうすれば良いかを意識して書いております。

 

ビジネス系のYouTuberの方も言いますが、聞くだけ 読むだけでは意味がない。
実際に行動しないと成果にはならないので。

結局良いことを学んでも、実際に行動に移す人はわずかしかいないのです。

 

3.プライベートの時間をしっかり確保する

フィンランドは有給消化率100%だそうです。

仕事を終えた後にみんなで飲みに行く。という文化はほとんどないらしいです。
仕事が終わった後は、それぞれの家族や趣味の時間があるので、それを邪魔するのは良くない。という認識があるとか。

 

これってすばらしい事じゃないですか?
何も考えずに飲み会に誘ってくる、上司とかもいるわけじゃないですか?笑
相手のプライベートを考えるって、謙虚さがハンパないです。

フィンランドの新聞記者や雑指記者も同じ考えです。
スクープや独占ネタ等、気にはなるが就業時間以外にでかけようとは思わない。
と言っています。

 

プライベートと仕事のラインをきっちり引いている。

フィンランド人は平日 4時や5時に家に帰る。が、仕事は好きだし責任感をもって仕事をしている。
日本でもこのような習慣にしていきたいですね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか??

これが世界幸福度1位の国か~ と思える1冊です。
文化の違いはあれど、この考え方は良いな!と思える部分が他にもたくさんありました。

 

実際フィンランドの方は、自国が幸福度1位だと言う事についてあまり気にしていないです。
「そうなのかな~?」みたいな感じです(笑)

日本人は頑張りすぎな所があります。
時には自分に優しくなりましょう。

 

健康第一でつめすぎは良くありません。

書籍情報

・作者      堀内 都喜子
・出版日 2020年1月8日
・定価      ¥860-
・頁数      135
・目次
第1章  フィンランドはなぜ幸福度が1位なのか
第2章  フィンランドの効率のいい働き方
第3章  フィンランドの心地いい働き方
第4章  フィンランドの上手な休み方
第5章  フィンランドのシンプルな考え方
第6章  フィンランドの貪欲な学び方

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社会人は本を読まなさすぎています。
現に文化庁の 平成30年度「国語に関する世論調査」の結果について で、47.3%が月に本を読まないと解答しております。
月に1冊2冊が37.6%です。

なので、上位15%に入ろうと思うと月に3冊読めば良いです!

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