書評

「おそ松さんの企画術」

投稿日:2020年9月23日 更新日:

 

 

今回は「おそ松さんの企画術」という本をご紹介します。

おそ松さんと言えば2015年~一期がスタートして、1話目のパロディが激しすぎて社会現象になっていましたね。笑

赤塚不二夫さんの作品で、1966年から「おそ松くん」が放送されていたのが始まりです。
子どもから大人?になった六つ子が愉快な日常生活を話しするギャグ漫画です。

なぜ社会現象になるまで人気になったのか、愛されるのか記した本です。
ちなみに2020 10月3日~3期がスタートします☺




✴目次

・オススメの人
・すぐに実行できる3つのポイント
・まとめ
・書籍情報

✴オススメの人

・企画管理の方
・広報の方
・おそ松さん好きの方

✴すぐに実行できる3つのポイント

1.企画書は企画者の提案を必ず入れる
2.比較させるために2択にさせる
3.徹底的な検証を

1.企画書は企画者の提案を必ず入れる

企画書というのは、必ず企画者の提案を入れなければいけません。
今はネットの時代なので、企画書と検索すれば定型フォーマットが無数に出てきます。

そこで大事になってくるのが自分の「熱(パッション)」です。
どんな事でもそうですが、熱量がない提案に人は心が動かされません。

営業いしてもプレゼンにしても企画にしても。
ここまで本気なんだぞ!と言うことをアピール出来るようになりましょう。

2.比較させるために2択にさせる

企画書は2パターンを用意しましょう。
A案 B案があってどちらか一つ通したい方があるなら、片方をあえて突っ込みどころ満載にしておくのもよいです。

人は選択肢の中から選ぼうとする物なので。

ダブルバインド効果と言って、2つの選択肢の中から選ばれやすくなったり、断りにくくなったりする効果の事です。

例をあげるとすると
デートに誘いたい子がいたとして、直球で「オレとデートに行ってください!」よりも「今度海遊館に行きませんか? もしくは夜ご飯だけでもどう?」
と言う感じです。

焼き肉に行こう!より洋食か和食にしよう!の方が選ぶ方は選びやすいですよね。

企画でも同じ事がいえるので、これは常套手段です。

3.徹底的な検証を

ぴえろ(会社)はおそ松さんより前に同系統でヒット作品をだしているのです。
「しろくまカフェ」という作品なのですが、癒やし系の日常を描いたアニメです。

これで成果がでたから、その成果をおそ松さんにも取り入れた。という感じです。

OVA(オリジナルビデオアニメ)という物があります。
TVや映画で放送されることなくDVDやビデオだけで販売されるタイトルのこと。

深夜帯のアニメはこれと近く、熱狂的なファンがいればブルーレイやDVDにつながる グッズやパッケージにもなります。

これにつなげるために様々な施策が埋め込まれています。
気になる方はぜひぜひ本書をとって読んで頂きたいです。

まとめ
いかがだったでしょうか??
昔は「おそ松さん」って言い慣れないな~。
やっぱり「おそ松くんだろ!」と思っていたのですが、いつのまにかおそ松さんの方が言い慣れました(笑)

それくらい世間に衝撃を与え、ブームをかっさらっていったアニメでした。

おそ松さんから学べる企画術は、まだまだたくさんあります。
裏話などもありますので、良ければ見てください☺

✴書籍情報

・作者   布川 郁司
・出版日  2016年7月31日
・定価   ¥1,200-
・頁数   174
・目次
第1章  なぜ「おそ松さん」は、社会現象となったのか
第2章  「匂い」こそが、良い企画の条件である
第3章  理論武装よりも、「熱」を大切にする
第4章  「赤字覚悟」も、ときには必要だ
第5章  逆境のときほど、「新しい売り方」を考える
第6章  日本から企画で海を越える方法

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