書評

鬼速PDCA

投稿日:

今回は「鬼速PDCA」という本をご紹介します。
元野村證券の冨田さんが著書です。

「鬼速PDCA」というのは、野村證券時代の造語だそうです。

ちなみに
Plan(計画)

DO(行動)

Check(検証)

Adjust(調整)

コレがPDCAです。
Aの部分をActionになっている場合が多いのですが、DOとかぶってしまうのでAdjustにしています。

鬼速でPDCAを回し続ければ、圧倒的スピードで成長することができます!
前進している事を実感出来るので、ドライブがかかりモチベーションが上がる。
コレが「鬼速PDCA」の真骨頂です。

PDCAを回すと言っても1年や半期に一回とかではないでしょうか?
冨井さんは一日複数回、高速でPDCAを回し続けています。

PDCAを立てれば作業効率は上がりますよね。
コレをしていないのは、地図を持たずに航海に出ているのと同じです。

それでは鬼速のスピード感をご体感ください☺




目次

・オススメの人
・すぐに実行できる3つのポイント
・まとめ
・書籍情報
・Amazonの聞く読書

オススメの人

・新入社員の方
・マネジメントする方
・仕事のマインドセットを成形したい方

すぐに実行できる3つのポイント

1.鬼速PDCA
2.ゴールの定量化
3.因数分解

1.鬼速PDCA

冒頭でもお話しましたが、
Plan(計画)

DO(行動)

Check(検証)

Adjust(調整)
このPDCAを高速で回転させていきます。

いつPDCAを使うの?
となると思います。

毎日PDCAします。

個人的には、仕事終わり帰る前に次の日のPDCAをセットしておきます。
良く箇条書きでやることリストを作成する方がいますが、そういうイメージです。

例)
プレゼン発表大会
P 明日のプレゼン大会にて、圧倒的成果(S評価)を出す
D 本番に近い形で発表練習をする 動画に残す
C 動画を確認して客観的な目線から確認する
A 不備があれば訂正する

このようなイメージです。
どんな事でもPDCAに落とせます。
何をしないといけないか、広い目線で見ることができます。

PDCAに落とすと後は鬼速で回転させます。

出来なかった所に目がいきがちですが、出来た所も「なぜ出来たのか」を問う必要もあります。
長所を伸ばす事も大切です。

鬼速でPDCAを回し続ければ、圧倒的スピードで成長することができます!
前進している事を実感出来るので、ドライブがかかりモチベーションが上がる。
コレが「鬼速PDCA」の真骨頂です。
#大事なので2回言いました。

2.ゴールの定量化

どんな事にも数値化は必要です。
先ほどあげた分にはあえて数字を入れていませんでした。

どのように入れるか皆様はおわかりでしょうか?

P 明日のプレゼン大会にて、圧倒的成果(A評価)を出す
・圧倒的評価→10人から5段階評価の5をもらう

D 本番に近い形で発表練習をする 動画に残す
・発表練習→最低3回はする

C 動画を確認して客観的な目線から確認する
・確認する→3回は確認して、突っ込まれそうな所は一回は返せるようにする

A 確認した後に通して練習する
・通して練習→2回はする

このように数字を入れます。

他にも個人的な目標でれあば
・やせたい→体脂肪率10%カット
・早起きする→毎朝6時に起きる

思考が止まりそうなときは「どうやって」「なぜ」を自分に問うようにしましょう。
新しい道が見えてきます。

3.因数分解

PDCAの質を上げる為には因数分解が必要です。
圧倒的成果とはどういう事なのか。

大きく分けると2つの方向性にわかれます。
・プレゼン発表の仕方
→堂々とたっているか
→無駄な言葉がないか
→身振り手振りがあるか
等々

・プレゼン内容
→数値化できているか
→具体的な内容になっているか
→発表の意図は正しくとらえているか
等々

ロジックツリーをするのが、分かりやすいです。
大きな事象に対して細かく細分化していき、枝分かれさせていきます。

上の例で説明すると
大きな事象:圧倒的な成果
細分化:プレゼン発表の仕方 プレゼン内容
枝分かれ:プレゼン発表の仕方→数値化 具体的な内容 発表の意図

HOWかWHYで何度も問うとやりやすいです。
イメージは就活中の自己分析やグループディスカッションと同じですね。

さらに話が詰まりそうな場合はこんな考え方もできます。
・過去の事例は一旦忘れてみる
・このプロジェクトに1年かけて良いと言われたら?
・相手の会社の経営者になったとしたら?

自分の目線を返るのも大事です。

最後にMECEに考える事も重用です。
もれなくダブりなく と言う意味です。

まとめ

社内の半月に一回の報告書を上げるときは、そこそこ細かくPDCAを回していたのですが、毎日数個回すなんて発想はありませんでした。
鬼速で回している人とそうでない方。比べると1年後は圧倒的な差がついてそうですね。

他にも色々な事例を交えながら話をしています。
もう一つだけ紹介すると、「ノミの実験」の話が出てきました。

本来2mジャンプできるノミが数日間高さ50CMのカバーを掛けられると、カバーを外した後も50センチ以上飛べなくなるという実験データがある。
こんな話があったのですが、人間に置き換えて考えてみるとぞっとします。

モチベーションが低い集団と一緒にいると、考え方はマイナス思考になり成果も出にくいです。
コレが逆にモチベーションが高い集団と一緒になると・・・?

成果は一目瞭然ですね、会社全体で置き換えても売上げの数字は全然違います。
自分がいるだけでモチベーションが高いグループに、させれるように頑張りたいものです☺

書籍情報

・作者   冨井 和成
・出版日  2016年10月21日
・定価       ¥1,480-
・頁数       271
・目次
第1章  前進するフレームワークとしてのPDCA
第2章  計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
第3章  計画応用編:仮設の精度を上げる「因数分解」
第4章  実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
第5章  実行応用力:鬼速で働くための「タイムマネジメント」
第6章  検証:正しい計画と実行の上に成り立つ意味
第7章  調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
第8章  チームで実践する鬼速PDCA

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