書評

プロセスエコノミー

投稿日:

今回は「プロセスエコノミー」という本をご紹介します。

IT評論家の尾原 和啓さんの一冊です。
この本には沢山の方が介入されています。

今の時代、完成形のクオリティは高くなってきて、物本体で差をつけるのは難しいです。

何かを作ったのであれば、その過程を販売したり共有きたりしよう。と言うのが、プロセスエコノミーです。

消しゴムひとつにしても、コンビニで買おうが文房具屋で買おうが変わらないです。

ですが、文房具屋の店主が小さい頃から知っている人で、ずっと良くしてきてもらっていた人だったらどうですか?

コンビニより文房具屋にいこう。となりますよね?

キングコング西野さんは何年も前からプロセスエコノミーについて発信をしています。

もちろん 『ただの人』が簡単にプロセスを販売できるわけではないです。

深みや重みがあるかるこそ、プロセスエコノミーはコピーされないのです!

本書はプロセスエコノミーについて、
どのような事がプロセスエコノミーなのか、
どのようにプロセスエコノミーを活用すればよいのか
事細かく書いてあります。

けんすうさんやキンコン西野さん、他にもたくさんの著名人の方が本書のプロセスに参入しています。

それではいってみましょう!!




目次


オススメの人
すぐに実行できる3つのポイント
まとめ
書籍情報
Amazonの聞く読書

オススメの人

・時代に波乗りしたい人
・オリジナルのストーリーを持っている人
・完成品で行き詰まっている

すぐに実行できる3つのポイント

1.プロセスを作る
2.過程の共有
3.過程を売り出す

1.プロセスを作る

プロセスエコノミーといっても、誰でもできるわけでは、稼げるわけではありません。

やはり何者かである必要があります。
ただのサラリーマンの日々の過程を発信しても、特に、、、って感じですよね。笑

例えば、部下が失敗しないようにこの1年間○○をしました!
その過程を共有します!

これって社内でやれば、そこそこ需要があると思います。
だって部下の失敗が少なくなれば、会社も上司も嬉しいので。

適切なプロセスを、適切な場所で、適切なタイミングで、共有しないといけないです。

まずはその過程を考える必要がありますね😌

2.過程の共有

考え方ややり方が違うくて、イガイガしている関係ってありますよね?

本書で紹介されているのですが、ハイネケンのCMをご存知ですか?

オランダのメーカー、ビールのハイネケンです。

このCMってめっちゃ感動的というか、心が動かされます!!

プロセスを共有するとお互いに親近感が湧きます。

全く違うポリシーや思想を持つ人でも、お互いの事を話することができます。

それを証明するCMです。

、フェミニストと反フェミニスト
、環境活動家と環境破壊者
、トランスジェンダーとアンチトランスジェンダー

反対意見の2人でバーカウンターを作っていきます。

1人では作れないので、2人で荷物を運んだり支えたり。
その後完成して、動画を見せたあと選択肢を与えます。

①その場を退場する
②一緒にビールを飲む

実は作る前に2人にはインタビュー動画をとってもらっています。
自分がどういう思想を持っていて、どういう人間なのか。

その動画を見てどっちを選ぶか、、、

答えは皆②でした。

反対意見の2人でもプロセスを共有すれば、親近感が湧きます。

ペアワークで一緒に汗を流して運命共同対として、1つのプロジェクトに取り組む大切さが分かりますよね。

過程の共有は相手が同じ事をしているのが重要です。

先程の話もそうですが、『社内』って言うのがポイントで、同じ悩みや過程を持っていること。

3.過程を売り出す

よくある話がBBQ。
お肉を食べたいなら、焼肉屋に行きますよね?

美味しいお肉を用意してくれて、焼いて、調理して、お洒落な場所で、提供してくれます。

BBQって自分でお肉を用意して、自分で焼いて、自分で調理して、、、

全部自分でやりますよね?

これはできるまでの体験(過程)を楽しむから、人が集まるのです。

普通であれば自分の仕事を自分で増やさないですよね(笑)

著名人も言っている事です。
例えば、宮崎駿さんが作品を作っている映像が、売られていたら需要って結構ありますよね?

宮崎駿さんのファン、ジブリ好き、漫画家などなどから買われると思います。

何者かであれば、プロセスを売ることができます。
それは一般の『サラリーマン』でもです。

情熱大陸、プロフェッショナル、アナザースカイなども同じです。

その人の作品だけを共有するのではなくて、過程やなぜそれをしたのかを共有するかは意味がある。

なのであれだけ人気な作品になっています。

ここで陥りがちなのが、プロセスだけで稼げてしまうと、本来の目的やなぜの理由の部分を忘れがちになります。

例えばチップをもらえ出すと、お客さんがチップを投げてくれるように持っていくように考える。
⇨YouTubeと同じで再生回数が回る炎上商法と同じ。

そこは気をつけないといけないです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

1.プロセスを作る
2.過程の共有
3.過程を売り出す
についてお話しました。

プロセスエコノミーって、結構前から言われているのですが、なかなか浸透していないですよね。。。

クラウドファンディングや仮想通貨などと同じで、新しいことは煙たがられます。

どれだけ最先端の技術に柔軟に馴染めるか。
これって重要です。

人は変化を恐れるので、方向転換がすぐにできる人は重宝されます。

本書ではまだまだ紹介しきれていない、プロセスエコノミーの情報が沢山あります。
ぜひぜひ読んでみてください😌

書籍情報

・作者    尾原 和啓
・出版日   2021年7月28日
・定価    ¥1,336-kindle
・頁数    182
・目次

第1章  なぜプロセスに価値がでるのか
第2章  人がプロセスに共感するメカニズム
第3章  プロセスエコノミーをいかに実装するか
第4章  プロセスエコノミーの実践方法
第5章  プロセスエコノミーの実例集
第6章  プロセスエコノミーの弊害
第7章  プロセスエコノミーは私たちをどう変えるか
おわりに

by カエレバ

 

Amazonの聞く読書

通勤時間や家事、はたまた仕事の雑務の間に・・・
読書出来れば最高じゃないですか?

オーディブルではイヤホンで聴いてるだけで読書が可能です。
さらに今なら30日間無料でオーディブルに入る事ができます!

オーディブルとは、おみみの読書です。
本を音声で読み聞かせてくれます。
オーディブルについては「こちら」で詳しく解説しております。

社会人は本を読まなさすぎています。
現に文化庁の 平成30年度「国語に関する世論調査」の結果について で、47.3%が月に本を読まないと解答しております。
月に1冊2冊が37.6%です。

なので、上位15%に入ろうと思うと月に3冊読めば良いです!

この無料の期間に一度聞いて見てください☺
人生が変わります。
#隙間時間に
#おみみで読書
#オーディブルは
#こちらのバナーから

*オーディブル

-書評

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「おそ松さんの企画術」

    今回は「おそ松さんの企画術」という本をご紹介します。 おそ松さんと言えば2015年~一期がスタートして、1話目のパロディが激しすぎて社会現象になっていましたね。笑 赤塚不二 …

読んだら忘れない読書術

今回は「読んだら忘れない読書術」という本をご紹介します。著書は樺沢 紫苑さんです。精神科医の方で、作家でもあります。SNSも活用されていて、読書数は過去20年間で6000冊だそうです。 むちゃくちゃ読 …

1億稼ぐ人の「超」メモ術

今回は「1億稼ぐ人の「超」 メモ術」という本をご紹介します。 野村證券の伝説の営業マン 市村 洋文さんの一冊です。 やはり1億売る人は熱意が違います。 朝は4時半起きで6時には出社するそうです。 市村 …

結果を出す人の[20代]のすごし方

今回は「結果を出す人の【20代】のすごし方」という本をご紹介します。 20代のうちに突き抜けたいですよね? こんな夜景の見えるタワマンに住みたいですよね。笑 20代どれだけ積み立てたかで、30代で差が …

ゼロ

    今回は「ゼロ」という本をご紹介します。 ホリエモンの粉飾決算後、懲役2年6ヶ月の判決を受け、独房生活が続きました。 会社も社員もお金も失って「ゼロ」になったという話から始ま …

プロフィール

プロフィール

名前:平井 昌樹(ひらい まさき)
生年月日:1994年7月14日生まれ
血液型:A型
特技:ルービックキューブ
趣味:トカゲモドキを育てること

大阪のリフォーム会社に勤めております。
当ブログでは「家にまつわる事」について発信していきます。

TOTO サザナが得意分野です☺


最近の投稿