今回は「気遣い」のキホンという本をご紹介します。
皆さん気遣いができれば、仕事も人間関係もうまくいく事をご存じでしょうか??
ちょこっと相手の立場にたって考えて、
「〇〇しておいた方が相手が楽できるな」や「この子いつも元気よく先に挨拶するな」
と思ってもらえると日常生活がうまくいきます。
飲食店の接客業でも、営業マンでも、人と触れ合う方は絶対に必要なスキルです。
本書の著書、三上さんは気遣いのスペシャリストです。
三上さんは大学卒業後、ANA(全日本空輸株式会社)にCAとして入社されました。
チーフ グループリーダー OJT講師などを担当し、約4500回のフライトを経験されています。
ANAの方はここまで気を遣って仕事をするんだな。と思える一冊です☺
✴目次
・オススメの人
・すぐに実行できる3つのポイント
・まとめ
・書籍情報
✴オススメの人
・新入社員の方
・人間関係に不満を感じている方
・良い信頼関係を築きたい方
✴すぐに実行できる3つのポイント
1.挨拶は先手必勝
2.相手の名前を呼ぶように
3.自分の癖に気づく
1.挨拶は先手必勝
挨拶は先にした方が良い!とどこのビジネス書にも書いていますが、どこか精神論のような気がします。
営業マンであれば、相手より先に挨拶をして当たり前だ!と言われるのですが、どこか納得感がありませんでした。
もちろん、した方が良いことは分かっています。
このフレーズを聞いてからは、自分の中に「すっと」入ってきました。
「挨拶は先に絶対しなさい。相手の挨拶に挨拶するのは、ただの返事やから」
はっは~ん、確かにな。と、とても納得感がありました。
この本を読んでから率先して挨拶をするようになり、後輩に教える時もそのように教えるようにしています。
2.相手の名前を呼ぶように
営業先の方、お客様、友達、彼女、夫婦間でお互いの名前を呼んでいますか??
特に付き合いたてのカップルの方で、呼んでいない方は今すぐ呼んでくださいッ!!
カップルがお互い名前で呼び合っていなかったら、5ヶ月後には85%が別れている検証結果があるそうです。
まさかの結果ですよね。。。
名前を呼ばれると心理的に、距離が近くなるような感覚があるそうです。
カクテルパーティー効果でも似たような事がいえますよね。
ガヤガヤしている場所でも、自分の名前や興味のあるワードがすっと聞こえる事がある効果の事です。
確かに普段あまり会わない人から名前で呼ばれると、「あっ、この人私の名前を知ってくれているんだ」と感じます。
なので、私も後輩や営業先の方へは極力名前を呼びつつ話をするようにしております。
そっちの方が親近感がわきますもんね。
3.自分の癖に気づく
「すみません」を1日に何回使っていますか??
意識してカウントしてください。
「すみません」には、たくさんの意味があります。
「ごめんなさい」
「ありがとう」
「ちょっとお願い」
「失礼します」etc.
乱用するとその言葉に深みがなくなります。
例えば、申し訳ございませんを何度も使うと「ほんまに悪いと思ってるん?」と思われたりします。
それと同じです。
他にも
「えっとー」
「あっ」
「ちょっと」etc.
無意識のうちに使っている言葉って結構あります。
自分の会議やプレゼン発表を録音して聞くと面白いです。
ぜひ、お試しください!
✴まとめ
いかがだったでしょうか??
気遣いは簡単なように思えますが、実はとても繊細な事です。
仕事能力が高くても、気遣いが出来ないだけで評価されない。なんて事も言われたりします。
各能力はかけ算であって、足し算ではありません。
どこかがゼロだと、すべてがゼロになります。
気遣いをしっかりやって
「大事な仕事が任される」
「大変な時に任せられる」
「周りから好かれる」
「相手にまた会いたいと思ってもらえる」
こんな風に物事が進んだら良いですねっ☺
✴書籍情報
・作者 三上 ナナエ
・出版日 2014年2月10日
・定価 ¥1,400-
・頁数 199
・目次
第1章 「小さな気遣い」で仕事も人間関係もうまく回り出す
第2章 まずは身につけたい「会話」の気遣い
第3章 相手の印象に強く残る「見た目」「声」の気遣い
第4章 絶妙なさじ加減で、気遣いができるようになる方法
第5章 一歩先の気遣いで「誰からも好かれる人」になる